修理と本体交換を比較検討しトイレリフォームを実施

トイレから水漏れがあり、修理か交換かをご検討中とご連絡をいただきました。修理の場合どのくらいの費用がかかり、修理後どのくらいもつのかを相談したいとのことでした。また、トイレ本体を交換する場合は、希望の商品があるため取り付け可能かも見て欲しいとのことでした。

現場を拝見すると、水漏れは温水洗浄便座のノズルで起きていました。すでに17年ほど使用されているトイレということで、ノズル以外にもいつまた別の箇所で水が漏れたり故障したりするかわかりません。トイレ本体を交換する場合は当社ホームページ掲載の「アラウーノs141」をご希望されていて、お客様のおトイレにも取り付け可能でした。

修理の場合と本体交換の場合のお見積もりをご提示したところ、今回は修理で直ってもまた別の修理が必要になると余計に費用がかかるため、これを期に本体交換をするとご決断されました。

ご希望のアラウーノs141はタンクレスタイプの一体型トイレで、とてもコンパクトなためトイレ空間が広く感じられるメリットがあります。デメリットとしては、タンクがないため手洗いが付属していない点です。しかし今回のお客様宅にはトイレ個室内に手洗い器があったため、問題ありませんでした。

後日改めて作業にお伺いいたしました。作業中は水道の元栓で水を止めるため、食洗機や洗濯機も使用できない旨をご説明して止水します。
タンク、便器とすべて取り外して、床に出てくる排水管の口を確認します。この排水管が背面の壁から何センチの距離にあるかにより、取り付ける交換用部材の種類や向きが変わります。寸法を測って適材で土台を組み、本体を取り付けて固定します。

この機種には家庭用洗剤をセットしておくと使うたびに自動で泡洗浄される「全自動お掃除トイレ」の機能があるため、専用の洗剤ポケットを取り付けます。壁にリモコンを設置する際は、もともと壁にリモコンが付いていた場合は同じ場所に取り付けるとネジ穴などの跡を隠すことができます。

作業が完了し漏水がないかを確認後お客様にもご確認いただき、今までなかった泡洗浄機能などについて特に詳しくご説明いたしました。使用後にレバーやボタンを操作しなくても洗浄してくれる「自動洗浄」などとても便利な機能が多い機種なので、取扱説明書を見ながら実際に操作してご案内しました。