原状回復が必要な賃貸マンションの温水洗浄便座設置工事

当社のトイレリフォームページをご覧になった方からお電話をいただきました。
賃貸マンションにお住まいなので、退去時の原状回復が心配で、暖房や洗浄機能のない普通便座のままご利用だったそうです。
温水洗浄便座の取り付けと、引越しの際の取り外しについて相談したいというお電話でした。
お伺いしてお手洗いを拝見したところ、割れや水漏れなどの不具合はなく、とてもきれいに使用されています。トイレ内にコンセントも設置されているため電気工事は必要ありません。
お客様には温水洗浄便座の仕組みや工事の手順を説明し、退去時の原状回復は比較的簡単なこともお話しいたしました。
こちらのお住まいには問題なく設置できることがわかりましたので、どのような温水洗浄便座を取り付けるかの打合せです。当社のトイレリフォームページに掲載している「クラシアンオリジナル温水洗浄便座QR-402　壁リモコンタイプ」を設置することになりました。

引越しをされる際には原状回復が必要ですので、元々使われている普通便座を保管しておく必要があります。丁寧に外し、部品もばらして汚れをしっかりと拭き取りました。撤去した便座は退去されるときまで保管していただくようお客様にお願いしてお渡しいたしました。

次に温水洗浄便座を取り付けました。多くの便器には便座を固定するための穴が開いていますが、大きさや間隔は同じです。そのためトイレと違うメーカーの温水洗浄便座を取り付ける事ができます。
温水洗浄便座には、普通便座と取付け方に違う点が3つあります。
1つ目は最初に確認したコンセントです。家電製品なので電力が必要です。
2つ目は給水管の分岐です。トイレタンクの給水管をはずし、分岐金具という部品を使って水を分岐させ、便座にも給水します。
3つ目は操作リモコンです。温水洗浄便座のリモコンには2種類あり、一般的に「袖リモコン」と「壁リモコン」と呼ばれています。袖リモコンは本体の横にくっついているタイプで、壁リモコンは壁に取り付けるタイプです。
今回は壁リモコンなので、お客様と取り付ける位置を相談してトイレットペーパーホルダーの上の辺りに取り付けいたしました。
設置完了後、通水して水漏れは起きないか、リモコンの動作に問題はないかをチェック、最後にトイレを清掃。お客様にもご確認いただきます。そして、温水洗浄便座の取り扱いを説明して全て完了です。