1分でも早く！水が出なくなった美容院の給水ポンプ交換

お客様より、美容院兼住居で使用しているポンプが故障して屋内給水されず、水が使えないというご連絡をいただきました。「一刻も早く水を使えるようにしたい」というのがお客様のご希望でした。

お伺いして故障したポンプを確認すると、ポンプへの過負荷によりエラー表示がされ、ポンプが動作していない状態となっていました。故障したポンプは、物件に入居した際にシャワーの水圧が弱かったために、加圧のために導入したポンプとのこと。
店舗・住居ともに、まったく水が出ない状況だったので、ひとまずポンプのエラーを解除し、水が使える状態にしました。

早く美容院の営業を再開できるように納期の早いポンプを選び、後日改めて施工に伺いました。
まずは故障した既存のポンプを撤去するために、屋外元栓を止めてから給水管、ポンプの順番に撤去していきます。

もっとも気をつけた点は、1分でも早くお客様が水を使える状態にすることです。
元栓を閉め、家庭内のすべての水を止めて作業を行うことになるため、元栓を閉める前にできる作業は完了しておき、断水時間を極力減らせるように段取りを検討します。接続部分にシールテープを巻く作業など、断水前にできる作業はあらかじめすべて済ませた状態で元栓を閉めました。

故障した既存ポンプを撤去した後、新しく設置するポンプを仮設置します。給水管を接続するために、HIVP管（耐衝撃性に優れた塩ビ管）の寸法を算出してから仮固定しました。仮固定で問題なく給水できることを確認した後、HIVP管にのり付けをして本接続を実施します。接続後は新設ポンプを本固定して20分ほど時間をおき、のりを乾かします。のりが完全に乾いたことを確認してから通水しました。

通水後、屋内の給水設備の水栓等で正常に水が出ているかを確認。また、新設ポンプや配管の周囲で水漏れがないかも確認し、作業を完了しました。