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あえての露出配管でお洒落にリノベ!水道・電気・ダクトも短期間で施工可能

ポンピドゥセンター

あえての露出配管でお洒落にリノベ!水道・電気・ダクトも短期間で施工可能

【クラシアン】「露出配管」とは、通常であれば天井裏や壁の中、床下に収められている水道などの配管(隠蔽配管)が剥き出しになっている状態のことです。そのメリット・デメリットや、新たな下水道整備手法としての露出配管(クイック配管)についてご紹介します。

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おしゃれリノベで注目の “見せる配管”、露出配管とは?

露出配管

「露出配管」とは、通常であれば天井裏や内壁の中、床下に収められている水道の給排水用配管や電気配線、空調ダクトなどが剥き出しになっている状態のこと。古いビルをお洒落にリノベーションしたカフェや、コンクリート打ちっぱなしの建物などで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
露出配管は室内の天井や壁に沿っている配管だけではなく、家庭やビルの外壁に沿って設置されている場合もあります。

通常は隠れているはずの配管(隠蔽配管)をあえて“見せる”露出配管。そのメリット・デメリットと、新たな下水道整備手法としての露出配管(クイック配管)についてもご紹介していきます。

水道や電気などを露出配管にするメリット・デメリット

隠蔽配管に比べ、露出配管にはどんなメリットがあるのでしょう。また、デメリットもあるのでしょうか。露出配管のメリット・デメリットを以下にまとめました。

露出配管で施工するメリット

  1. スピーディーに設置できる
    内壁や床下に埋める工程が要らず、リノベーションであれば天井や内壁を壊す必要がないため、工期が短縮できます。
  2. メンテナンスしやすい
    給排水などの水道の配管は建物自体よりも早く老朽化します。トラブル時に問題箇所の発見・修繕を行う場合、配管が見えているため作業が容易になります。
  3. 工事費用が抑えられる
    水道の配管はいずれ老朽化するため、いつかは更新工事が必要になります。露出配管は工事の工数が減るため、時間だけでなく工事費用も抑えられて合理的です。
  4. 内壁や天井を張らない場合は室内を広く使える
    内壁や天井を作らずにスケルトンの状態で露出配管にする場合、その分室内空間を広く使用することができます。パイプシャフトにスペースを取られることもありません。
  5. インダストリアルな雰囲気になる
    無機質なデザインがお好みの方にはぴったりなテイストの内装に仕上がります。

露出配管で施工するデメリット

  1. スッキリ見せるのが難しい
    通常は見えないはずの配管が剥き出しになるので、きちんと計画しないとゴチャゴチャになってしまいます。また、施工する業者にも丁寧な仕事と美意識が求められます。
  2. 屋外に露出させる場合、環境の影響を受ける
    水道の配管を外壁の外に出して設置する場合、紫外線や風雨にさらされることになります。また、いたずらや車をぶつけるなどの事故で破損する可能性もあります。
  3. 内壁や天井を張らない場合は断熱効果が低くなる
    内壁や天井がある場合は問題ありませんが、広さを出すためにスケルトンで施工すると断熱効果が低くなります。出力の強い冷暖房設備が必要になったり、冷暖房費が余分にかかったりします。
  4. 意外と費用が抑えられない場合がある
    通常は隠しているはずのものを見える状態にするには、「何もしていない風」に見せるための処理や、「見栄えを良くするための部材」などが必要になります。そのため、意外にコストがかかり期待したほど安くならなかった、という結果になることもあります。
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リノベーションや修繕で露出せざるを得ないケースも

新築の建物では隠蔽されていることが多い配管も、リノベーションや修繕などの際に露出配管に変更して更新工事が行われる場合があります。これは、かつてその建物を建てた当時には、配管の更新やリノベーション工事をすることを想定していなかったため。

壁の中の排水管の勾配不足

排水管のつまりの原因が、経年劣化などによる勾配不足にある場合があります。床や壁を壊して排水管を修繕しようとすると大変な工事になってしまうため、外壁の外に新たな排水管を設置してつなぎ直す方法を取ることがあります。

水まわりがない場所に水道を増設する

今まで水道がなかった場所に新たにミニキッチンや手洗いなどを増設する場合、壁の中に水道の配管を通すのは大掛かりな工事になります。既設の水栓から分岐させて露出配管で水道に接続させるケースがあります。

コンクリート内に配管されていて壊せない

平成のはじめ頃まで、ビルやマンションでは当然のようにコンクリート内に配管されていました。コンクリートの壁を壊してしまうと、耐震性などの問題が起こることも考えられます。そのためリノベーションや修繕の際には、実質的に露出配管しか選択できない建物が多くあります。

水道の配管工事は誰の仕事?水のトラブル時の依頼先はどこ?どう選ぶ?

露出配管をデザインに取り入れる方法

ポンピドゥセンター

パリにあるポンピドゥーセンターは、1977年に完成した総合文化施設。建物の外側に水道や空調・電気などの配管設備を露出させた、今見ても前衛的なデザインの建物です。建物内部にも、デザインの要素として露出配管が取り入れられています。

ポンピドゥーセンターは極端な例ですが、家庭内でも露出配管をお洒落に楽しむことができます。明治創業の老舗水道用品メーカーであるカクダイから発売されているのが、こちらの露出配管ユニット。内装にこだわりたい方や、オリジナリティのあるデザインを求める方におすすめの水道です。

カクダイの露出配管ユニット

出典:株式会社カクダイ 公式Facebook

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公共事業での露出配管(クイック配管)を活用した取り組み

露出配管による整備手法は、公共事業でも注目されています。
人口減少などの理由で厳しさを増す、地方自治体の財政事情。しかしトイレの水洗化や速やかな汚水処理による生活環境の改善、海や川などの水環境の保全のためには、下水道の整備が必要不可欠です。

そこで、整備が追いついていない地域に、コストを抑えてスピーディーに工事ができる露出配管の下水道を積極的に取り入れようという取り組みがあります。通常の下水道工事では道路を掘り返して地中に管を埋めますが、露出配管の排水管は水路や河川の護岸、側溝などに排水管を配置します。
この手法の懸案事項としては、風雨や紫外線にさらされることによる劣化、寒冷地での凍結、破損した際の汚物の流出などがあります。一方で、配管が露出されていればトラブルがあっても早期に対応できるため、デメリットよりもメリットが上回ると考えられているのです。

まとめ

「見せる配管」である露出配管のメリット・デメリットは下記の通りです。リノベーションや配管更新を検討する際には参考にしてみてください。

《露出配管のメリット》

  • スピーディーに設置できる
  • メンテナンスしやすい
  • 工事費用が抑えられる
  • 内壁や天井を張らない場合は室内を広く使える
  • インダストリアルな雰囲気になる

《露出配管のデメリット》

  • スッキリ見せるのが難しい
  • 屋外に露出させる場合、環境の影響を受ける
  • 内壁や天井を張らない場合は断熱効果が低くなる
  • 意外と費用が抑えられない場合がある

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