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水漏れ修理は自分で!水道から漏水した時の修理方法と道具

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水漏れ修理は自分で!水道から漏水した時の修理方法と道具

【クラシアン】水道から水漏れした時、修理の専門業者を呼ばずに自分で直す方法をご紹介します。蛇口のタイプごとに原因や修理方法が異なりますので、まずは水漏れしている蛇口のタイプを確認し、適切な部品を購入して作業に取り掛かってください。

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蛇口からの水漏れを自分で修理する方法

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毎日使用する蛇口はいずれ本体や部品が劣化していきます。いざというときに慌てて水道業者に修理を依頼しなくても済むよう、水漏れトラブルの修理方法を知っておきましょう。DIYや水道業者に修理の見積もりを依頼する際の参考にしてください。

水漏れを修理する蛇口のタイプを確認

家庭のキッチン、浴室、洗面所、洗濯機などで使用されている蛇口タイプは、主に下記の4つです。

  1. ツーハンドル混合栓(壁付)
  2. ツーハンドル混合栓(台付)
  3. シングルレバー混合栓
  4. 壁付単水栓(ハンドル式)

ここでは、一般的なハンドル式(三角ハンドルやアクリルハンドルなど)のツーハンドル混合栓と壁付単水栓、レバー式の混合栓(1本のレバーで水温・水量を調整する蛇口)についてご説明します。水漏れの修理が必要となる場合、それぞれのタイプにより主な原因が異なっています。

水道の水漏れ修理に必要な道具

蛇口タイプや修理する箇所により実際に使用する工具は異なりますが、一般的に水漏れの修理には下記を使用することが多くあります。

●水栓取り外しレンチ

蛇口を取り外す際によく使用される、水道修理業者の必須アイテム。わずかな力で蛇口本体を傷めずに取り外すことができます。

●モンキーレンチ

ナットを回す際に使用します。さまざまな口径のナットに対応できるよう、可変域が大きいものを一つ用意しておくのがおすすめです。

●シールテープ

壁付の蛇口を給水管に接続する際、ネジ山に巻く水漏れ防止テープ。壁付タイプの蛇口を取り外して修理するなら必ず使用します。

●ドライバー

止水栓の開閉にマイナスドライバーが必要になる場合や、水栓がネジで固定されている場合などに必要になります。

●掃除用ブラシ(使い古しの歯ブラシなど)

蛇口を外して水漏れ修理をする場合、給水管との接続部分を掃除する際に使用します。

 

上記のほかに、六角レンチが必要になる蛇口や、コーナーレンチ・モーターレンチがあると便利なケースなどがあります。また、修理のために外した蛇口内に残っている残留水に備えて、タオルや雑巾を用意しておきましょう。

ツーハンドル混合栓/壁付単水栓の水漏れ修理

部品の接続部分からの水漏れ原因と修理方法

水漏れの原因

ハンドルタイプの水栓で部品の接続部分からジワジワと水漏れしている場合、内部のパッキンの劣化が原因となっていることがほとんど。水漏れを修理するには、蛇口を分解してパッキンを交換します。パッキンにはさまざまなサイズがあり、蛇口によって形状やサイズが異なるため、交換用パッキンを購入する際には注意が必要です。

水栓上部パッキン(三角パッキン)交換によるジワジワ水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. ナットを取り外す
    水漏れしている接続箇所のナットを回して外します。ハンドル付け根からの水漏れ修理の場合、ビスとハンドルを外してからカバーナットを取り外します。(次項2.参照)
    内部の残留水がこぼれることがあるので、タオルや雑巾を用意しておきましょう。
  3. 水栓上部パッキン(三角パッキン)を交換
    ナットが外れたら、内部のパッキンを新しいものに交換します。
  4. ナットを元に戻す
    パッキンがずれないように気をつけながらナットを元に戻します。
    ※この際強く締め付けすぎるとハンドルがまわらなくなるので注意が必要です。
  5. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。
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蛇口の先からの水漏れ

吐水口の先からポタポタと水漏れする場合、ハンドル内にあるケレップ(コマ)というパーツの劣化が原因と考えられます。水漏れを修理する場合は、蛇口のハンドル部分を外してケレップ(コマ)を新しいものに交換します。

ケレップ(コマ)交換によるポタポタ水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. ハンドルのビスを外す
    ハンドルを固定しているビスを外します。一般的にビスは、水=青・お湯=赤で固定されています。指で回せなければペンチやプライヤーなどを使用します。
  3. ケレップ(コマ)を交換
    ハンドル、カバーナットと水栓上部パッキン(三角パッキン)、スピンドルを外し、ケレップを新しいものに交換します。ケレップとは交換可能なパッキンが付属したコマのことですが、パッキンと一体型になっているものなど、メーカーなどにより仕様・呼び名が若干異なります。交換部品を探す際は現物を持って行って店員に確認するなど、購入の際は間違いのないよう注意しましょう。
  4. ハンドル、カバーナットと水栓上部パッキン(三角パッキン)、スピンドルを元に戻す
    パッキンがずれないように気をつけながらハンドル、カバーナットと水栓上部パッキン(三角パッキン)、スピンドルを元に戻します。
  5. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。

ツーハンドル混合栓(壁付)/壁付単水栓の水漏れ修理

壁からの水漏れ

壁付タイプで壁の設置箇所から水漏れしている場合、シールテープの劣化が原因と考えられます。水栓本体を壁から取り外し、給水管との接続部分のシールテープを巻き直すことで水漏れを修理します。

ツーハンドル混合栓のシールテープ交換による水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. 偏心管(水栓取り付け脚)を外す
    水栓本体と2本の脚を接続しているナットを回し、本体を取り外します。本体が外れたら、偏心管を反時計回りに回して外します。
  3. 給水管をキレイに
    ブラシなどで給水管の接続部分を掃除し、古いシールテープのゴミや水垢などを取り除きます。
  4. シールテープを巻く
    偏心管のネジ山部分にシールテープを時計回りに7~10回巻きます。
  5. 偏心管を取り付ける
    シールテープを巻いた偏心管を、最終的に固定されるよりも1回転少ない数まで回し入れ、左右がハの字になる位置で止めます。
  6. 本体を取り付ける
    偏心管にパッキンを入れ、本体を取り付ける。混合栓が水平になるように湯水(左右)の偏心管を時計回りにゆっくり動かして調整。わずかでも反時計回りに動かすと水漏れの原因となるので、5のはじめからやり直してください。
  7. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。

壁付単水栓(ハンドル式)のシールテープ交換による水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. 水栓を外す
    単水栓は反時計回りに回せば取り外せますが、回らない場合は水栓取り外しレンチなどの工具を使用します。
  3. 給水管をキレイに
    ブラシなどで給水管の接続部分を掃除し、古いシールテープのゴミや水垢などを取り除きます。
  4. シールテープを巻く
    水栓のネジ山部分にシールテープを時計回りに7~10回巻きます。
  5. 本体を取り付ける
    水栓本体を水平になるように時計回りで取り付けます。角度の調整のためでも、少しでも反時計回りに回してしまった場合は、シールテープを巻く作業からやり直します。
  6. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。

シングルレバー混合栓

蛇口

接続部分・吐水口からの水漏れ

シングルレバー混合栓には、お湯と水の量・温度を調整するための「カートリッジ」と呼ばれる部品が内部に入っています。ハンドルの繋ぎ目や吐水口からのポタポタ水漏れは、このカートリッジの劣化が原因の可能性が高いでしょう。水漏れ修理の際はカートリッジを交換します。
カートリッジ交換のDIYではトラブルが多いため、プロの水道業者への修理依頼をおすすめします。

カートリッジ交換による水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. ハンドルを外す
    レバーハンドルのネジを外し、ハンドルを外します。赤と青のお湯・水の切り替え表示がネジのキャップになっているものが主流で、はめ込みタイプのものもあります。
  3. カートリッジカバーを外す
    ハンドルを外した下部を反時計回りに回すとカートリッジカバーが外れます。固着して動かない場合は、無理せずにクラシアンにご依頼ください。力ずくで回そうとして壊してしまうトラブルが多く発生しています。
  4. カートリッジを交換する
    ネジを外して古いカートリッジを外し、適切な品番の新しいカートリッジに交換します。
  5. カートリッジカバー、ハンドルを戻す
    逆の手順でカートリッジカバーとハンドルを戻し、ネジを締めてキャップを戻します。
  6. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。
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ツーハンドル混合栓(台付)/シングルレバー混合栓の水漏れ修理

台の下での水漏れ

台(カウンターなど)から立ち上がっている蛇口でシンクの下の収納部で水漏れが起きている場合、給水・給湯パイプや排水パイプに問題があるかもしれません。水漏れの原因としては、給水・給湯パイプ接続部のナットの緩みや穴あき、排水パイプの破損や排水管との接続部でのズレなどが考えられます。

給水・給湯ホースからの水漏れ修理の方法

  1. 水道の元栓を閉める
    必ず水が止まっていることを確認してから作業を開始します。
  2. ナットやホースを確認
    接続部のナットに緩みがあれば締め直し、ホースに傷みや穴あきがないかを確認します。なければパッキンの劣化が考えられます。
  3. ホースを外す
    固定キャップがあれば外し、ホースを取り外します。残留水で周囲を濡らさないように注意しましょう。
  4. パッキンを交換する
    モンキーレンチを使用して逆止弁(ジョイント金具)を取り外し、パッキンを新しいものに交換。逆の手順でホースを接続し直します。
    ※ホースと逆止弁(ジョイント金具)の接続部分からの水漏れの場合はOリングを交換します。
  5. 通水して確認
    水道の元栓を開いて水漏れがないことを確認します。

排水パイプからの水漏れ修理の方法

  1. ナットやホースを確認
    接続部のナットに緩みがあれば締め直し、排水パイプに傷みや穴あきがないかを確認します。また、排水パイプと排水管の接続部分にズレがないかも確認します。
  2. つまりを確認
    ナットの緩みや排水パイプの傷みがない場合、つまりが原因となり接合部分から水漏れが発生している可能性も。つまりも起きていなければ、接続部分のパッキンの劣化が原因と考えられます。
  3. 排水パイプを外す
    排水パイプを外すと内部の排水で周囲が濡れることがありますので、充分に注意してください。水漏れの原因がつまりの場合、ナットを外して排水パイプの内部を清掃します。つまりの原因箇所が排水パイプより先にある場合は、クラシアンにつまり除去をご依頼ください。
    水漏れ原因がパッキンの劣化にある場合、接続部分のパッキンを新しく交換して修理します。
  4. 通水して確認
    排水パイプを逆の手順で元に戻したら、排水口に水を流して水漏れがないことを確認します。

排水管・排水口のつまり・水漏れ修理交換のサービスと料金 | クラシアン

水漏れ修理は適切な方法で

自分で水漏れ修理ができるのであれば、時間や費用の節約ができるかもしれません。しかし、間違った方法で対処してしまうと、水漏れを悪化させたり別のトラブルを招いたりすることも。適切な方法で修理するよう、充分に気をつけましょう。

  • 水漏れの原因は蛇口のタイプにより異なる
  • 水漏れの修理方法により必要な道具・工具がある
  • 難しい場合は無理をせずにプロの水道業者に依頼する
「排水口」と「排水溝」の違いとは?

「排水口」と「排水溝」を混同し、誤用しているweb記事が多く見受けられます。「排水口」の意味は、排水が流れ込んでいく排水パイプの入り口。一方「排水溝」は、屋外に設置された溝型の排水経路です。金属製の格子状の蓋などで塞がれていることが多く、いわゆる「ドブ」と呼ばれているものが「排水溝」です。

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