洗濯機の排水ホースを交換する手順と長く使用するコツ
洗濯機の排水ホースを交換する手順と長く使用するコツ
【クラシアン】洗濯機の排水ホースの一般的な交換時期や交換サイン、交換手順、排水ホースを長く使用するためのポイントを紹介します。洗濯機の足場が水で濡れていたことはありませんか?それは排水ホースの劣化が原因かもしれません。排水ホースの状態をまずはチェックしてみましょう。
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クラシアン編集部
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排水ホースの交換サイン
排水ホースは洗濯した後の汚れた水やほこりを下水へ流しますが、洗濯機を使う状況によって、ホースが劣化しやすくなる場合があるため、以下のようなサインが見られたら、なるべく早く交換しましょう。
水漏れしている
排水ホースは劣化によって、穴が空いたり、亀裂が生じたりします。洗濯機の下に水漏れがないか確認し、あれば新しいホースに交換しましょう。
ペットがいるご家庭では、排水ホースにイタズラをする可能性もあります。なお、洗濯機を置く場所に防水パンを設置している場合、水漏れしていても発見が遅れる場合があるため、定期的に確認してください。
劣化している
洗濯機の下に水漏れが見つからなくても、排水ホースが濡れていたり、見た目が傷んでいたりする場合は、そのままにしておくと水漏れに発展していきます。ホースに亀裂が入る前に交換しましょう。
洗濯機の排水ホースの交換手順
一般的な洗濯機であれば、自分で交換することが可能です。排水ホースの交換サインが見られたら、さっそく交換してみましょう。取り扱い説明書を確認してから作業します。
自分にあった排水ホースを選ぼう
まずは、排水ホースを準備しましょう。メーカーが販売している純正品がおすすめですが、洗濯機の製造終了から年数が経っていると生産自体終了しているケースがあります。純正品が手に入らない場合は、差込口の直径が同じ排水ホースを購入してください。ホームセンターなどで手に入ります。
排水ホースの取り外し方
では、排水ホースを実際に取り外していきますが、その前に洗濯機のコンセントを抜き、水道の蛇口を閉めてから、排水ホースの状況を確認していきましょう。
排水ホースの多くはホースクリップという部品で止められており、手動で簡単に外せます。ネジで止めてある場合はドライバーで緩めて取り外しましょう。
まれに接着剤を使っている場合もあります。その場合は自分で取り外さず、購入した店舗か修理相談窓口、または業者に相談してみましょう。
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洗濯機側を取り外したら、さらに排水口側も取り外します。排水口と排水ホースを繋ぐL字型の部品「エルボ」ごと外しましょう。
排水ホースの取り付け方
では、排水ホースを取り付けていきます。まず、新しい排水ホースが別メーカーの商品の場合は、長さをハサミで切って調整しておきましょう。ホースクリップで取り付ける場合、まずエルボに取り付けます。しっかり挟めるか確認しましょう。
次に、ホースにエルボを差し込み、ホースクリップで止めます。排水や振動でホースが抜けないようにチェックしましょう。
ホースクリップがない場合、結束バンド(インシュロック)でも取り付け可能です。ホースクリップ同様、エルボに結束バンドをあらかじめ取り付けておきましょう。
次に、ホースにエルボを差し込みます。奥までしっかり差し込みましょう。差し込んだら、結束バンドを締め付けてホースを止めます。ホースが抜けないように確認しましょう。
排水ホースと繋いだ排水エルボを、排水口に取り付ければ完成です。排水ホースが折れ曲がらないようにして、しっかり差し込みましょう。
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排水ホースを長く使用するためのポイント
ここまでで、比較的簡単に排水ホースの交換ができるとわかりました。新しく交換した排水ホースは、きれいに長く使いたいものです。そこで、簡単にできる排水ホースのお手入れ方法を紹介しましょう。
洗濯機のコンセントを抜いて蛇口を閉めたら、排水口から排水ホースを抜き、ホースの先端をラップでフタをして、輪ゴムを使って強く縛ります。
次に洗濯槽に塩素系漂白剤と水を入れ、排水ホースの中に水を溜めていきましょう。ホースを揺らすなどして、中につまっていたゴミを除いたら、汚水を風呂場などに流します。
さらに、洗剤が入っていない水を洗濯槽から流して、ホースの中をすすぎ、最後に排水口にホースを取り付けて掃除完了。排水ホースを本体から外さずに掃除できるのでおすすめです。
もちろん、ホースを取り外して、塩素系漂白剤の入った水につけ置き洗いしてから水洗いをしてもかまいません。
まとめ
洗濯機の排水ホースには、糸くずや洗剤カスがたくさんつまっていきます。その上、排水ホースは取り外す機会があまりないので、そのまま放置しがちです。結果、悪臭やカビ、排水口のつまりの原因になる場合もあります。
排水ホースの掃除は簡単なので、定期的に手入れをしておきましょう。ご家庭の排水ホースの状態を、まずはチェックしてみませんか?また、排水口の頑固な汚れを洗浄したい場合、クラシアンでは8,800円(税込)~+材料費で承ります。ドラム式洗濯機の場合や、給排水の接続作業が必要な場合は別途料金がかかるケースもありますので、詳しくはお見積もりでご確認ください。
「排水口」と「排水溝」を混同し、誤用しているweb記事が多く見受けられます。「排水口」の意味は、排水が流れ込んでいく排水パイプの入り口。一方「排水溝」は、屋外に設置された溝型の排水経路です。金属製の格子状の蓋などで塞がれていることが多く、いわゆる「ドブ」と呼ばれているものが「排水溝」です。
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