洗面台の素材別に見る「破損など、よくあるトラブル」を洗面台選びの参考に
洗面台の素材別に見る「破損など、よくあるトラブル」を洗面台選びの参考に
【クラシアン】洗面台を選ぶ際に忘れてはいけないのが洗面ボウルの「素材」。素材により扱い方や注意点、起こりやすいトラブルが異なるのです。洗面台の交換・リフォームではサイズや機能、デザイン性だけでなく素材にも注目しましょう。
クラシアン編集部
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洗面台の素材により起こるトラブルは違う!
洗面台を選ぶ際に忘れてはいけないのが洗面ボウルの「素材」。素材により扱い方や注意点、起こりやすいトラブルが異なるのです。洗面台の交換・リフォームではサイズや機能、デザイン性だけでなく素材にも注目しましょう。
洗面台の洗面ボウルの素材としてポピュラーなのは、陶器、ホーロー、人工大理石の3種類。頻繁に買い換えられない洗面台だからこそ慎重に選びたい、3つの素材の特徴をご紹介します。
洗面台に使用される3つの素材の特徴とよくあるトラブル
1 陶器製の洗面台
もっとも一般的なのは、陶器製の洗面台です。
メジャーな素材だからこそ豊富なデザインが揃い、高級感がありながら価格はリーズナブル。硬度が高いため、小さな傷や汚れがつきにくいのが特長です。汚れた場合もしっかり磨けばキレイになるので、美しい光沢を手軽に長くキープすることができます。
一方で、焼き物である陶器は強い衝撃が加わるとヒビ割れしやすいという弱点が。化粧品の瓶や電気シェーバーなどを落とすと意外とあっさり割れてしまいます。
破損した陶器の洗面ボウルを部分的に修復するのは困難。洗面ボウル全体を交換するか、洗面化粧台そのものを交換することになります。
2 ホーロー製の洗面台
ホーロー(琺瑯)とは、金属製の素材の表面をガラスの釉薬(うわぐすり)でコーティングし、高温で焼き付けたもの。金属の強度とガラスの美しさを兼ね備えた耐久性の高い素材で、汚れや臭いがつきにくいのが特長です。
強い衝撃が加わっても陶器のように真っ二つに割れることはありませんが、表面のコーティングが割れたり欠けたりすることがあります。また、熱湯を使用した直後に冷水をかけるといった急激な温度変化でも同様に破損するケースがあります。
コーティングが剥離した箇所から水気が入り込むと、ベースとなっている金属が酸化。そのまま放置すると、やがて表面にサビが浮き出てきて見た目が悪くなり、さらに金属の腐食が進むともろくなって穴が開いてしまうこともあります。
小さな傷でも致命的になり得るので、コーティングの亀裂や剥離を見つけたら早めの修繕が必要です。小さな傷や欠けであれば補修できる素材ですが、高度な技術が必要になるため、それなりの費用がかかることになります。
3 人工大理石(樹脂)製の洗面台
「大理石」という名前ですが、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材で、天然石の成分は入っていません。
成形や着色が容易な素材なので豊富なデザインの商品が揃い、大量生産できるのでコストパフォーマンスに優れています。割れにくい性質のため、高い位置から固い物を落としても防水性に影響するほどの損傷にはなりません。
陶器やホーローに比べると傷つきやすくメンテナンス性に劣るのがデメリット。研磨剤の入った洗剤やナイロンタワシを使用すると艶が落ちたり、毛染め剤で着色したりすることもあります。
洗面台の破損で予定外の出費を防ぐために
メンテナンス性や耐久性、価格など、重視するポイントや洗面台の使い方で選ぶ素材は変わってきます。洗面台選びに迷ったら、水まわりの経験豊富なスタッフにご相談ください。
洗面所はこまごまとした物が多い場所。どんな素材の洗面台でも、思わぬ破損やトラブルを避けるために、洗面台付近の高い場所にはドライヤーやヘアアイロン、電気シェーバーといった固い物を置かないよう心がけましょう。
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