トイレの尿石の掃除方法|頑固な汚れもキレイサッパリ!
トイレの尿石の掃除方法|頑固な汚れもキレイサッパリ!
気づかない間に便器にこびりついている黄ばみ汚れや尿石は、見た目が良くないだけでなく、ニオイの原因にもなり、放置するとこびりついてなかなか落ちなくなってしまいます。便器の尿石汚れはどのように対処すればいいのでしょうか。この記事では頑固な尿石ができる原因と対策をご紹介します。
- トイレ
- 掃除・お手入れ
クラシアン編集部
最終更新日:
記事公開日:
トイレの便器に尿石ができる原因
そもそも尿石とは、尿に含まれるカルシウムなどの成分が化学反応し、便器内で石化したものです。排尿後にトイレの水を流しても、便器の縁などに飛び散った尿は洗い流されずに残り、尿石の原因となってしまいます。
そして、尿石に雑菌が増殖すると、どんどん尿石が蓄積して頑固な汚れになります。尿石を見つけたら落としにくくなる前に除去することが大切です。
尿石ができたトイレの掃除方法
では、尿石はどのようにすれば効率よく取り除けるのでしょうか。できるだけ手間をかけずに尿石を除去する方法やコツ、便利グッズなどをご紹介します。
1.軽い汚れには酸性の洗剤
尿石は、アルカリ性に分類されます。しっかりと落とすためには、酸性の洗剤で掃除することがポイントです。大まかな掃除の手順は下記のとおりです。
- 酸性の洗剤を尿石に直接かける
- しばらく放置する
- トイレブラシでこする
酸性の洗剤は強力なものが多く、手を傷めるおそれがあります。素手では触らず、トイレ掃除をするときはゴム手袋で保護してから作業しましょう。カバーする範囲が長いゴム手袋なら、便器の奥のほうを掃除するときも手に洗剤がかかる心配がありません。
洗剤をつけてから放置する時間は、パッケージに記載されています。見当たらないときは2~3分を目安に置いてから、トイレブラシでこすり洗いします。軽い尿石や汚れ程度なら、通常のトイレブラシで十分です。
2.頑固な汚れには、尿石専用洗剤もしくはクエン酸+重曹
酸性洗剤やトイレブラシでは落ちない頑固な汚れには、より強力なアイテムを使用しましょう。手軽に活用できるアイテムは尿石専用洗剤もしくは、クエン酸に重曹を加えた薬剤です。
尿石専用洗剤
尿石専用洗剤は、ドラッグストアやホームセンターなどで一般的に販売されています。ジェルタイプと液体タイプがあり、掃除方法によって使い分けられます。
ジェルタイプは、汚れにふりかけて時間を置いてから流すことを前提とした洗剤です。時間が経っても薬剤が垂れないようにジェルタイプとなっています。
液体タイプは、ジェルタイプと同じ手順で使用できるもののほか、商品によっては塗布した後にトイレブラシなどでこすり洗いする必要があるものも含まれます。ジェルタイプよりも強力で、即効性があるのが特徴です。
クエン酸+重曹
洗剤で肌荒れしやすい方や、子どものいる家庭では、尿石専用洗剤は取り扱いに注意しなくてはなりません。不安な場合は、クエン酸+重曹の組み合わせがおすすめです。
クエン酸を配合することで汚れはもちろん、アンモニア臭の軽減も期待できます。大まかな掃除の手順は下記のとおりです。
- 水200mlに対してクエン酸小さじ1の割合で混ぜる
- スプレーボトルに入れて、尿石に噴きつける
- クエン酸水の上から重曹をふりかける
- 30分~1時間置いてからトイレブラシでこすり洗いをする
こすり洗いの後は、しっかりと水で流しましょう。垂直部分など重曹がふりかけにくい場所は、水で溶いてペースト状にすると塗りやすくなります。
3.広範囲の頑固な汚れにはトイレットペーパー
便座の裏面、便器の内部など広範囲に頑固な尿石がある場合は、トイレットペーパーをプラスして使ってみましょう。まず、汚れの気になる部分の水気を取り、全体をトイレットペーパーで覆います。
その上から尿石専用洗剤や酸性のトイレ用洗剤を吹きかけ、数分置きましょう。こうすることで洗剤が汚れの内部まで浸透し、じっくり分解してくれます。汚れていた箇所を水で流し、たわしやブラシなどでこすると尿石を取り除きやすいです。
尿石を掃除するときは洗剤の取り扱いに注意が必要
尿石を掃除する際には、いくつか注意点があります。
まず、酸性の洗剤は手荒れすることがあるので要注意です。ニオイに敏感な方はツーンとした洗剤の刺激臭で、気持ち悪くなってしまう可能性もあります。使用する際はなるべくビニール手袋をつけ、窓や扉を開け放って換気扇を回すなど、風通しの良い状態で洗剤を使うようにしましょう。
また、「洗浄力の高い洗剤同士をミックスすれば洗浄力が高まり、時短になりそう」と思う人もいるかもしれませんが、絶対に洗剤を混ぜてはいけません。
例えば、カビ取り剤と尿石除去に効果的な酸性洗剤を一緒に使用すると、有毒ガスが発生してしまい人体に被害が及びます。洗剤の注意書きや使用方法を事前に確認しましょう。
掃除をしても改善されない場合は専門業者へ依頼
専用の洗剤や掃除方法を試しても尿石が除去できないときは、専門業者に対処を任せましょう。放置して排水管に尿石が溜まると、水の流れが悪くなります。トイレのつまりの原因にもなるため、放置せず定期的に除去することが大切です。
あらゆる水のトラブルに対処してきたクラシアンは、尿石が原因のトイレのつまり除去にも対応しております。
点検・見積もりは無料です。24時間受付、365日対応しておりますので、突然のトラブルにも迅速に駆けつけます。ご依頼から最短30分で駆けつけることもでき、専門知識と技術をもったスタッフが丁寧に対応します。
依頼状況などによって多少時間がかかる場合もありますので、まずはクラシアンまでご相談ください。
トイレに頑固な尿石がつかないための対策
トイレに尿石がついてしまうと、見た目が悪いだけでなく、ニオイや雑菌の温床となってしまい衛生的にも好ましくありません。まずは、普段から尿石がつかないように気をつけておくことが大切です。
また、尿石を取るには「臭くて気分が悪くなりそう」「硬いブラシでゴシゴシはキツイ」と大変そうに感じる人も多いかもしれません。そもそも最近のトイレは、汚れが付着しにくいコーティングが施されているものも多いので、堅いブラシでゴシゴシ擦るといった掃除方法は、表面を傷つける原因になるので推奨しません。尿石が固着してしまうのを防ぐために、まずは普段から尿石がつかないように対策しましょう。
トイレ使用後は水をちゃんと流す
「水道代がかさんでエコじゃないから、トイレの水は毎回流さない」という人もいるかもしれませんが、これは尿石付着の原因になります。最近は水洗のレベルが大、小、エコ小と細分化されているトイレもあります。エコ小でも構いませんので、トイレを使用したらその都度水を流すようにしましょう。
男性も座って排尿する
トイレに異臭が発生する原因のひとつが、床に飛び散った尿などの汚れです。男性が座って排尿することで、床に尿が飛び散るリスクを軽減できます。
ただし、男性・女性問わず座って排尿しても、便座の裏や便器外の前側に汚れや菌が付着する例はあります。女性が多いお住まいの便器は日常的に座って用を足すため、便座の裏を見る習慣がない家庭もありとくに注意が必要です。
座って排尿して床への飛び散りを防ぎつつ、定期的な掃除で便座の裏や便器外の前側の汚れも除去すれば、ニオイや菌の対策となります。
トイレを清潔に保ち、汚れたままにしない
知らない間に便座の裏や便器のフチにできた尿石は、時間が経過するほどより頑固な落ちにくい汚れになります。そのため、1週間に1回程度は便器全体を軽く拭きましょう。放置してからまとめて掃除するよりもこまめにきれいにする方が、結果的に掃除がラクになります。
尿石のつきにくい便器に交換する
最近では、便器のフチをなくして汚れを溜まりにくくするなど、尿石のつきにくい商品も発売されています。詳しくは取り扱い業者に相談してみましょう。
まとめ
今回は、トイレに尿石が付着する原因や、頑固な尿石の掃除方法についての情報をお伝えしました。
トイレはとくに汚れやすい場所なので、定期的な掃除が大切です。掃除をこまめに行えば、尿石は対策できます。また、尿石ができてしまっても、コツを押さえて取り組めば、除去作業は比較的簡単です。
尿石がつくのは、尿はねを放置してしまったり、水洗時に流しきれず尿が残ってしまったりすることが主な原因です。そのため、普段からトイレの水を流す際に汚れが残らないように気をつけましょう。尿石に気づいたらすぐ酸性の洗剤かクエン酸と重曹で落とすことが大切です。
ただし、長年こびりついてしまった頑固な尿石汚れはなかなか落とせないものです。洗剤や硬いブラシを使っても除去できなかった場合は、プロに任せた方がその後のお掃除もラクになるかもしれません。
なお、トイレの尿石を除去したい場合、クラシアンでは8,800円~+薬剤使用3,300円(税込)で承ります。部品・部材費用など別途費用が発生する場合もありますので、詳しくはお見積もりでご確認ください。
また、尿石のつきにくい便器に交換するという手段もあります。トイレの尿石でお困りの際はクラシアンにお気軽にご相談ください。
※この記事に含まれるデータは、公開時点のものであり、価格やサービス内容が変更されている場合があります。詳しくは最新の情報をご確認ください。
※本サービスが提供する情報の具体的な利用に関しては、利用者の責任において行っていただくものとします。