デマで品薄!トイレットペーパーが無くなったらティッシュで代用できる!?
デマで品薄!トイレットペーパーが無くなったらティッシュで代用できる!?
【クラシアン】新型コロナウイルスの感染拡大で不安が広がり、マスクだけでなくトイレットペーパーやティッシュペーパー、ペーパータオルなどの紙製品も店頭から姿を消しました。トイレットペーパーを使いたいのに足りなくなった時、どう対処すれば良いのでしょうか。
クラシアン編集部
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トイレットペーパーの適正量と足りない時の対処法
新型コロナウイルスの感染拡大で不安が広がり、マスクだけでなくトイレットペーパーやティッシュペーパー、ペーパータオルなどの紙製品も店頭から姿を消しました。
これは、SNSなどで「マスク増産のためにトイレットペーパーの原料が不足する」「中国から輸入できなくなる」といったデマが拡散された影響。しかし実際は、不織布で作られている使い捨てマスクの原料は紙(パルプ)ではありませんし、トイレットペーパーやティッシュペーパーのほとんどは国内生産。その3〜4割が静岡県で作られています。
買い占めや転売が発生する事で、本当に必要としている人に必要な紙製品が行き渡らない事態となりました。不足しているというニュースに触れたり、店頭で何もない商品棚を見たりすると「いつ入荷するんだろう?」「本当に足りるのかな?」と、どうしても不安になってしまうのかもしれません。
無用な不安に振り回されないためにも、トイレットペーパーの適正使用量やストック量について正しい知識を身につけましょう。
また、品薄状態でトイレットペーパーが足りなくなったらティッシュペーパーで代用して良いのかも気になるところ。そんな時の対処法もご紹介します。
トイレットペーパーは1カ月でどれだけ使う?
業界団体である日本製紙連合会日本家庭紙工業会の発表によると、一般的なトイレットペーパー使用量は1人一週間1ロール程度。 また、経済産業省から発表されている「トイレットペーパーの備蓄について」によると、1カ月の使用量として4人家族でシングル約15ロール、ダブル約30ロールが目安と記載されています。
もちろん使用料には個人差があり、家族構成の男女比などでも使用量は変わりますが、12ロール入りのシングル1パックをストックしていれば、3週間程度は問題なく過ごせそうです。
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トイレットペーパーの適正なストック量は?
国内で原料を調達し国内で生産されているトイレットペーパーは、必要以上の買い占めなどが起こらなければ平常通り流通するはずです。買い占めによる異常な消費で配送が追いつかないような状況にならず、いつでも購入できるのであれば過剰にストックする必要はありません。
しかし平常時でもすぐに買い物に行けない場合もありますし、何よりも災害時に備えてある程度の備蓄をしておくことは重要です。それでは“適正なストック量”はどれくらいなのでしょうか。
災害時には、最低3日間・できれば一週間を自宅で過ごせる必要量を備蓄しておくよう推奨されています。4〜5人家族では使用中の1パックに加え、プラス1パックのストックが適量と言えるでしょう。使用中の1パックを使い切ったら1パック買い足すサイクルでストックしておくイメージです。
不安に駆られ過剰にストックしたり買い占めたりすることで、福祉施設などに供給できなくなるような事態は避けたいものです。
ティッシュペーパーで代用する場合の注意点
トイレットペーパーのストックが足りなくなった時、ティッシュペーパーで代用しようと考えるかもしれません。しかし水に強いティッシュペーパーと水に溶解するトイレットペーパーは全く別物で、ティッシュペーパーをトイレに流すとつまりの原因になります。
それではトイレットペーパーがなくなった時はどう対処すれば良いのでしょうか。
トイレに流さずゴミ箱へ
ティッシュペーパーはトイレに流せません。そのため、トイレットペーパーの代用として使用する場合はゴミとして捨てる必要があります。
海外ではトイレットペーペーをトイレに流せず、トイレにゴミ箱が設置されている国が多くあります。下水処理技術が発達している日本で暮らしていると抵抗があるかもしれませんが、むしろ日本のようにほとんどのトイレに水が流せると国の方が珍しいと言えるでしょう。
ウォシュレット(シャワートイレ)を活用
お尻をふいたティッシュペーパーをゴミ箱に捨てるのは、臭いや衛生面で不安があるかもしれません。そんな時は、温水洗浄便座であればおしり洗浄機能を活用しましょう。自宅のトイレが温水洗浄便座でない場合、携帯用のおしり洗浄器も販売されています。災害時やアウトドアでも活用できるので、キレイ好きの方におすすめです。
ティッシュペーパーや海外製トイレットペーパーがつまったら
いつものトイレットペーパーが入手できず、海外製のトイレットペーパーを利用した場合も注意が必要です。前述の通り、海外では日本と違いトイレットペーパーをトイレに流さない国も多いため、そもそもトイレに流すことを想定していないトイレットペーパーもあるのです。また、日本ほど製紙技術が高くないこともあり、トイレに流しても溶けずにつまりを起こす場合があります。
ティッシュペーパーや海外製のトイレットペーパーを使用してトイレをつまらせてしまった場合は、慌てずクラシアンにご相談ください。
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