トイレタンクからの水漏れ!異音!6つの原因箇所と修理方法を解説
トイレタンクからの水漏れ!異音!6つの原因箇所と修理方法を解説
【クラシアン】トイレの水漏れは、多くの場合タンクにその原因があります。特に、便器内に水がチョロチョロと流れ続けている、タンク内でずっと異音がしている、などの症状は、トイレのタンク内に原因がある水漏れ症状です。今回は、トイレタンクからの水漏れに対する適切な修理方法・修理費用の目安をご紹介します。
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クラシアン編集部
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トイレの水漏れの原因はタンクの中!?正しい修理法は?
トイレの水漏れには、便器の外に水が漏れ出すような目立ったものだけでなく、便器内に水がチョロチョロと流れ続けている、タンク内でずっと異音がしているなどの、一見目立たないものもあります。
後者のような、小規模な水漏れは、トイレのタンク内の部品に水漏れの原因があることがほとんどです。
そこで今回は、トイレのタンク内に水漏れの原因がある場合の、原因別の適切な修理方法と費用の目安をご紹介します。
トイレに水が流れる仕組み
トイレの水漏れの原因を探る前に、トイレに水が流れる仕組みを簡単にご紹介します。
トイレタンクのレバーを「大」「小」などの方向へ動かすと、鎖が上がります。そうすると、排水管を塞いでいるゴムフロートが持ち上げられ、穴が開くことで便器へ水が流れ出します。
水が便器へ流れた後、タンク内の水が減り水位が低下すると、浮き球も下がります。ボールタップの浮き球が下がり、同時にピストンバルブが開くことで、タンクの中に水を溜めます。
タンクに水が溜まり水位が戻ると同時に浮き球も上昇し、規定の位置まで達するとピストンバルブが閉まり、給水が終わる流れです。
この構造を把握していると、水漏れが発生している箇所から原因が探りやすくなります。どこから水漏れが起きているのかをしっかりとチェックし、適切な対策を取りましょう。
トイレのタンク内にある水漏れ原因箇所とは?
タンクの水が便器内に流れ出す水漏れは、床や壁を濡らすといった目立った影響はないため、そのまま放置されがちです。
しかし、水がずっと流れ続けているため、チョロチョロという異音がしたり、無駄な水道代がかかってしまったりします。
便器内で起こっている水漏れの原因は、タンク内部の部品の不具合である場合がほとんどです。
ボールタップやフロートバルブといった、これらの部品は、タンクから便器へと水が流れる箇所に設置されています。
どちらも部品交換で直すことができるので、まずは慌てずに確認しましょう。
また水漏れが多い場合は、給水栓を閉めて、修理業者へ依頼することをおすすめします。
クラシアンでは、トイレのタンク内やタンク周りの部品交換にも「8,800円(税込)~+材料費」で対応しておりますので、お困りの際はお気軽に水道局指定工事店のクラシアンにご相談ください。
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【水漏れの症状別】考えられる水漏れの原因
すぐに水漏れを止めたい・可能であれば自分で修理したいなど、トイレの水漏れをご自身で修理する場合は、初めにどこから水漏れが起きているのか原因を突き止めることが必要です。
便器内や手洗い管の水が止まらない場合は、ボールタップ・浮き球・フロートバルブ・鎖などの不調が考えられます。ほかにも、オーバーフロー管が破損していて水が止まらなくなる可能性があります。
レバー・給水管・接続部などから水漏れが発生していると、接続箇所のパッキンの劣化やナットの緩みなどが想定されます。タンク下からの水漏れであれば、接続箇所のパッキンの劣化、もしくはタンクの破損が考えられます。
このように、ひとくちに水漏れと言っても、原因によってさまざまな箇所から水漏れが発生することがあります。
ボールタップが原因の場合のトイレの水漏れ修理方法
ボールタップとは、浮き球が上下することでトイレに流れる水量調節の役目を果たしています。
よくある水漏れのトラブルは、ボールタップ本体やパッキンの劣化によって起こります。パッキンのみを交換すれば水漏れは直りますが、微妙な調整が必要になるのでボールタップごと交換するのがおすすめです。タンク内のボールタップは消耗品と考えましょう。
また、節水のためにタンク内にペットボトルなどを入れていると、浮き球が外れたり部品やタンク自体を損傷させたりするリスクが高まります。タンク内には異物を入れないようにし、内部を掃除するときは細心の注意を払いましょう。
その他にも、ボールタップの浮き球がタンク内で引っかかってしまったり、動きが悪くなって水が止まらなくなったりする場合があります。ただ浮き球が引っかかっているのであれば、浮き球を正常な位置に戻せば水漏れは止まります。
上記の引っかかりが繰り返し起こる場合は、ボールタップの機能に異常がある可能性があるので、交換することをおすすめします。
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フロートバルブが原因の場合のトイレの水漏れ修理方法
フロートバルブはゴム製の栓で、レバーハンドルに連動してタンク内の排水弁を塞いでいます。
つないでいる鎖がひっかかったり、フロートバルブが排水弁から外れていたりする場合、それを元に戻せば水漏れは止まります。
また、フロートバルブと排水口の間に異物が挟まっている場合も、異物を取り除くだけで水漏れを改善できます。普段からタンク内に異物が入らないよう注意しましょう。
しかし、タンク内で常に水に浸かっているフロートバルブは劣化しやすく、それによりタンク内の水がチョロチョロと流れ続けてしまうケースもあります。
フロートバルブを交換する場合、TOTOとLIXIL(INAX)では形状が全く異なるため、DIYで修理する際は間違えないよう注意してください。やり方を誤って、修理作業中にオーバーフロー管を破損したり、タンクを割ったりするトラブルが頻発しています。
DIYの修理は自己責任になりますので、クラシアンのような水まわり専門業者に依頼するのが安心です。
オーバーフロー管が原因の場合のトイレの水漏れ修理方法
タンク内には、過剰に水が流れ込んだ際に余分な水を排出するための、オーバーフロー管という部品があります。
水漏れの原因がオーバーフロー管にある場合、付け根の部分に亀裂が入っている、取り付け部分に隙間ができているなどが考えられます。オーバーフロー管そのものが折れてしまうというケースもあります。
オーバーフロー管はタンクごとに長さや口径が違い、適切なものと交換しなければなりません。
交換作業の難易度は高く、使用する機器に関する知識も必要になりますので、オーバーフロー管が破損した場合は修理業者に依頼しましょう。
また修理の際は、一度トイレ内の水を抜いてタンクを外し、新しいものに交換します。特にオーバーフロー管は種類が多く、すでに製造中止となっている型の場合はタンクごと交換しなければならないケースもあります。
タンクごと交換する必要がある場合は、交換作業だけではなく型番の選定も必要です。不明な点がある場合は、まずは水道修理業者に相談してみると良いでしょう。
給水管との接続部分からの水漏れを修理する方法
給水管は、止水栓からトイレのタンクまでつながっており、水道からトイレに水を供給するための管です。給水管には、タンク側や止水栓側のナット内にパッキンが取り付けられていますが、水漏れで多く見られる原因としてパッキンの劣化が挙げられます。接続部分の水漏れを修理するには、パッキンの交換が必要です。
パッキンを交換するには、まず止水栓を閉めます。止水栓が固くて回せない場合は、元栓を閉めましょう。
水漏れしている箇所に、バケツまたはタオルを設置すると、給水管を外したときの床への水濡れを防ぐことができます。
次に、タンク側・止水側の順にナットを取り外します。モンキーレンチで緩めてから手で回すと、スムーズに取り外し可能です。止水栓全体を押さえながらナットを取り外しましょう。
ナットと給水管を外すと、パッキンが内部に設置されています。古いパッキンを取り出してから、新しいパッキンに交換します。このとき、再度 水漏れを起こすのを防ぐため、必ず同じ形・同じサイズのパッキンを使用し、しっかりと確認してから取り付けることが大切です。
パッキンをつけたら、外したときと逆の順番で給水管を取り付け、止水栓または元栓を開きます。そこで、水漏れが起こっていないか、作業の最後に必ず確認しましょう。
レバーハンドルからの水漏れを修理する方法
水を流すためのレバーハンドルから水漏れしている場合は、レバーハンドル周辺に不具合が発生していると思われるかもしれません。しかしこの場合は、レバーの高さまでタンク内の水が飛んでしまっていること自体が問題です。ほとんどの原因はボールタップの付属品の劣化によって、通常ではない位置まで水が溜まってしまっていることに起因している場合が多いです。
タンク内の水位を確認してみましょう。ボールタップに不具合が見つかった場合は、ボールタップの交換などの対処が必要となります。
トイレタンクの底からの水漏れを修理する方法
トイレタンクの底から水漏れしている場合、便器とタンクの接続部分に使われているパッキンの交換が必要です。
止水栓を閉めたのちトイレタンクに残っている水を流し、給水管を取り外してトイレタンクとの接続をいったん切り離します。
次に、トイレタンクと便器を切り離すため、タンク下に露出している2か所のナットをモンキーレンチで緩めます。露出しているナットでケガをしたり、トイレタンクが破損したりしないよう注意しながら、作業を進めましょう。
トイレタンクを慎重に真上に持ち上げ、底部分についている古いパッキンを新しいものと交換します。このときも、サイズを間違えてしまうと再度水漏れが発生してしまうため、メーカー名・製品名・品番などをしっかり確認しておくことが必要です。
新しいパッキンを取り付けたら、反対の手順で元の状態に取り付けます。止水栓を開けて水を流し、水漏れが発生していないことを確認しておきましょう。
但しここで紹介した作業は相当難易度が高いものとなります。作業に自信がない場合はむやみに行わないで専門業者にご相談させることをおすすめします。
まとめ
今回は、トイレタンクのトラブルによる水漏れの原因や対処法についてご紹介しました。
トイレのタンクの中には様々な部品があり、正常に機能することで、水を流す働きをしています。
しかし、トイレは毎日使うものなので、タンク内の部品にはいずれ経年劣化や故障が起きます。そのため、定期的にタンク内部の部品を交換する必要があります。
安心してトイレを使うためにも、タンク内の部品に不具合があったときやトイレのメンテナンスをしたいときには、お近くの修理業者にお気軽に相談・依頼しましょう。
年間100万件以上の水道トラブルに対応しているクラシアンは、トイレのタンク内部品の損傷や劣化などによる水漏れ修理も経験豊富。プロの目で判断し職人技で修理しますので、安心してご依頼ください。
タンク内部品が原因となっているトイレの水漏れ修理は、「作業料8,800円(税込)~+材料費」で承っています。点検・お見積もりは無料なので、お気軽にお問い合わせください。
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