目次

1. 1. 特徴と価格から考えるシステムキッチンリフォーム
2. 2. 間口の広さにも関わる「レイアウト」
3. 3. デザイン性やメンテナンス性に影響する「素材」
4. 4. 最新設備で家事効率がアップする「機能」
5. 5. 機能と予算のバランスを考えて

特徴と価格から考えるシステムキッチンリフォーム

システムキッチンとは、シンク・レンジ・調理台・収納棚などのユニットを組み合わせ、1枚の天板（ワークトップ）でつなげたキッチンのこと。さまざまなシステムキッチンの特徴と価格を比較し、自分にぴったりのシステムキッチンを選びましょう。

間口の広さにも関わる「レイアウト」

リフォーム費用のうち、システムキッチンの本体価格が占める割合は大きなもの。その本体価格に影響する要素の１つが間口の広さ（＝大きさ）です。レイアウトは大きく分けて４つのパターンがありますが、間口が広くなれば価格も上がるため、その点を考慮しながら検討しましょう。

I型：システムキッチンを一列に配置

狭くても設置可能で、豊富な種類から選べる。あまりに横に長いと作業効率が悪くなる。本体代金はシンプルなタイプで40万円台から70万円台、ハイグレードタイプでは120万円以上のものも。

II型：シンク・コンロ・調理スペースを2列に分けて平行に配置

作業動線が短く、2人同時に作業しやすい。2列の間の広さが作業効率に影響する。

L型：シンク・コンロ・調理スペースをL字に配置

I型よりも調理スペースが広く作業効率が良い。コーナーがデッドスペースになりやすい。

U型：シンク・コンロ・調理スペースをコ字に配置

調理スペース・収納が広く、体の向きを変えるだけで複数の作業ができる。デッドスペースになりやすいコーナーが２箇所できる。

シンクやレンジの位置を既存の場所から動かす場合は、給排水やダクトの工事が必要になり工事費用もかさんできます。
価格帯としてはⅠ型が最も安く、L型やU型の方が高額になる傾向にあります。

デザイン性やメンテナンス性に影響する「素材」

さまざまな素材があるシステムキッチンの天板。予算はもちろん好みやライフスタイルに合わせて選びましょう。

ステンレス

リーズナブルで耐熱性に優れ、お手入れしやすく実用的。無機質な質感を嫌う人もいる。

人工大理石

色・形の種類が豊富で、高級感がある割に比較的コストが抑えられる樹脂製素材。細かい傷がつきやすく着色しやすい。

人造大理石

天然の大理石などを粉砕して樹脂などで固めた風合いのある半人工素材。高級感があるが熱や傷に弱くシミになりやすい。

標準装備の天板はステンレスで追加料金により人造大理石に変更できるシステムキッチンが多くあります。中価格帯から高価格帯のシステムキッチンでは、天板もシンクもひと続きに人造大理石という製品も。同じシステムキッチンでもI型はステンレス、対面型は人造大理石というものもあります。

最新設備で家事効率がアップする「機能」

キッチンでの調理や掃除に毎日多くの時間を費やしているなら、最新設備を導入することで時短につながるかもしれません。オプションで追加する場合、どんどん取り入れて予算オーバーにならないように気をつけてください。

汚れにくい排水口

シンク内の水の流れ方や排水口の構造に工夫が施され、汚れがつきにくい。

水を流しやすい水栓

内蔵センサーやタッチセンサーで吐水・止水ができる、吐水部分がほうきのように広がって効率的に洗い物や掃除ができるものも。

手入れが楽なレンジフード

油汚れが入り込むのを抑えるタイプ、フィルターレス、全自動で掃除する製品も。

機能的な収納

使用頻度の高いものを手前にしまえるように計算された構造や、中身ごと昇降する吊り戸棚など。

シンクや排水口、シンク下の収納はシステムキッチンと一体化しているため、その性能はシステムキッチンの価格と比例します。水栓やレンジフード、吊り戸棚は個別にグレードアップさせることもできるので、どこまで予算をかけるか、予算をどこに振り分けるかの見極めが必要です。

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機能と予算のバランスを考えて

機能や設備はメーカーにより異なりますので、メーカーごとに予算に合った価格帯のシステムキッチンをピックアップし、比較検討して無理のないリフォームを計画しましょう。

キッチンリフォーム交換の費用相場