水まわりお役立ち情報

本記事の読了時間の目安本記事の読了時間の目安

水道管とは?交換時期、配水管との違い、種類・素材、交換方法、費用相場を解説!

水道管とは?交換時期、配水管との違い、種類・素材、交換方法、費用相場を解説!

【クラシアン】丈夫なイメージのある水道管ですが、実は経年劣化するため定期的な交換が必要になるということをご存じでしょうか。劣化したまま使用していると水漏れや赤水などが発生してしまうため、築年数によっては水道管(給水管)の交換が必要になることがあります。この記事では、そもそも一般的に言われる「水道管」とは何か、その種類と交換時期の目安について解説いたします。

トラブル解決のサービス詳細を見る
登録してクーポンGET
無料のお電話はこちら 0120-511-511
トラブル解決のサービス詳細を見る 登録してクーポンGET 無料のお電話はこちら 0120-511-511

水道管とは?

水道管について、単に「水を運んでくる管のこと」となんとなく認識している人も多いのではないでしょうか。しかし、実は家庭に送られてくる水が通る水道管には2つに分類されます。

・配水管:浄水所からの水を貯め置かれている給水所から、各家庭の近くまで水を送る管

・給水管:配水管から、各家庭や企業等の私有地に水を引き込むための管

分かりやすく言えば、道路を掘り返して行う水道管工事の「水道管」は「配水管」のことで、家の敷地内に設置されている管は「給水管」です。

この記事では、家庭内の「給水管」の部分について主にご紹介していきます。

配水管と給水管の違いは?

配水管と給水管の違いは、その設置場所だけでなく「だれの所有物か」という点も異なっています。

配水管は公共の設備であるため、漏水などのトラブルがあれば水道局が対応します。たとえ家の目の前であっても個人で対応することはありません。それに対し、給水管は各家庭の所有物になるため、トラブルや劣化があった場合は所有者である個人(あるいは大家)の責任で修理や交換が必要となります。

またマンションの場合、ひとつながりの給水管であっても「共用部」か「専有部」かにより所有者が異なります。専有部の給水管は所有者個人の財産ですが、共用部はマンションの居住者全員の共有財産。例え水漏れなどのトラブルがあっても独断で修繕を依頼することはできず、管理組合での決議が必要になります。なお、個人の専有部についても、工事の際は管理規約を確認し管理組合に届出をするようにしましょう。

水道管の種類・素材を徹底解説

水道管というと金属のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、近年ではポリエチレンや塩化ビニル樹脂などの合成樹脂を使用したものが主流となっています。それぞれの特徴を以下にまとめました。

昔ながらの「鉄管」「鉛管」

鉄管(鋼管)は丈夫で耐震性もあり、以前は一般的な給水管の材質として使われていました。しかしさびやすい金属であり、さびたところに「ピンホール」と呼ばれる小さな穴が開いて水漏れを起こしやすいというデメリットがあります。ピンホールはテープなどを貼って修繕することは可能ですが、あくまで仮しのぎにしかなりません。また、さびは水の味を悪くし、赤水が出てくる原因になります。

鉛管は、柔らかく加工しやすいことから、水道が普及し始めたころから使用されている素材です。しかし鉛による健康被害が心配されることから、現在では積極的に交換が推進されています。基本的に各家庭の給水管は個人で取り換えをしなくてはなりませんが、鉛の給水管の場合は補助金を出している自治体もあります。鉛管を使用している場合は、市役所などに問い合わせてみましょう。

メジャーな「ポリ管(ポリエチレン)」「VP管(ポリ塩化ビニル)」

給水管として現在よく使用されているのが、さびにくく扱いやすい「ポリ管(ポリエチレン)」「VP管(ポリ塩化ビニル)」です。「ポリ管」は耐震性、耐食性に優れており、軽くて取り付けも簡単なのがメリット。ただし太陽光に弱いため、屋外で使う場合には位置に気をつける必要があります。

「VP管(ポリ塩化ビニル)」も加工が簡単で軽く、安価で取り回しがしやすいためよく使用されています。しかし紫外線や衝撃にも弱く、特に低温時に破損しやすいというデメリットがあります。給湯配管には使用できません。

近年の主流「HIVP管」「樹脂管(架橋ポリエチレン管・ポリブデン管)」

ここ最近主流になってきているのが、より衝撃に強い「HIVP管」と「樹脂管(架橋ポリエチレン管・ポリブデン管)」です。「HIVP管」とは、VP管の弱点であった衝撃に強くなっており、低温時の破損や地震での破損を抑えられます。また、熱に弱いというデメリットを克服し、給湯配管として使用できるようになった「HTVP管」も開発されています。

樹脂管では、架橋ポリエチレンやポリブデンの管が最近増えてきています。衝撃に強く保温効果に優れているだけでなく、熱にも寒さにも強いため様々な場所での活躍が期待されています。水漏れがしにくいと近年注目されている「エルメックス管」も架橋ポリエチレン管の一種です。

給湯管に多く用いられる「銅管」

以前の樹脂管は熱に弱いものが多かったため、さびにくく高温に耐えられる給湯用の管として「銅管」がよく使用されていました。しかし銅管は施工に手間がかかり、「さびにくい」だけでさびによる劣化や漏水と無縁ではないというデメリットがあります。

さびにくい材質の「ステンレス鋼管」

なじみのある素材であるステンレスも給水管として使用されています。さびにくく劣化しにくいため、長く使い続けられるのが特徴です。その反面ステンレス鋼管そのものの値段は高めなため、初期投資費用が高くなりがちな点に注意が必要です。

水道管の交換時期

給水管の素材や周囲の土壌の性質などにより、交換時期の目安は異なります。ただ、大まかに言って「30年」を目安に考えるといいでしょう。というのも、給水管によく使用されている「ポリ管」「VP管」などは施工後30〜40年が耐用年数とされているからです。劣化によるトラブルが実際に起きてから検討を始めるのではなく、未然に配管交換の準備を進めておくのがおすすめです。

ただし、「鉄管」「亜鉛めっき鋼管」の耐用年数は15~20年くらい、以前のマンションに多い「硬質塩化ビルライニング鋼管」の耐用年数は20~25年とされているなど、一部の給水管の耐用年数は30年よりも短くなっています。「まだ施工して30年経っていないから」と考えず、心配や不具合がある場合はプロに点検してもらうとよいでしょう。

水道管の交換は自分でできる?

給水管の交換が必要になった時、DIYが得意な人や安価に交換作業をしたい人は「自分で交換できるのでは?」と考えるかもしれません。しかし自宅の敷地内であっても、蛇口交換や傷んだパッキンの交換などの軽微な修理以外は、水道工事を行うと違法行為になってしまいます。水道は他の家庭にもつながっており、もし不適切な工事によって事故が起きてしまうと多くの人に多大な迷惑がかかる可能性があるからです。配管を伴う作業は、水道局指定の水道工事店に依頼しましょう。

水道管の交換を業者に頼んだほうがよいケース

以下のような症状があった場合は、給水管の交換を業者に頼むことを検討すべきかもしれません。

  • 何回も漏水が起きている
  • 水道水がさびのような味がする、蛇口から赤水が出る
  • 蛇口から出る水量が減少した
  • 水道管の耐用年数を過ぎている

漏水が起きる、赤水が出るというのは給水管の中がさびている、あるいは劣化してしまっていることを示します。水量が減っているというのも、給水管の中でさびがこぶのようになって水をせき止めている可能性があります。

耐用年数を過ぎている場合は、水道管が破裂して大きな漏水を引き起こすケースもありえます。

水道管が破裂すると、緊急事態に焦ってしまい相見積もりが取れなかったり、見積もりの内容に何が含まれているかよく確認しないまま修理を依頼したりしてしまいがちです。クラシアンでは、無料で電話相談・お見積もりを承っていますので、「あれ、水道がおかしいかも」と感じたら、早めの相談をお勧めします。

水道管の交換を業者に頼む費用相場

経年劣化や漏水トラブルなどでの給水管の交換費用は、その状況によって大きく異なります。局所的な給水管の水漏れ修理であれば1万円~1万5,000円程度が相場。自宅の敷地内にある給排水管を総取り換えするとなると、35~50万円程度の出費が見込まれます。これは給水管の埋設状況などによっても金額が異なるため、複数の水道局指定業者から相見積もりを取って検討することが大切です。

クラシアンでは、器具接続部分の給水管の水漏れ修理・交換を「作業料金8,800円(税込・1m以内の価格)〜+材料費」、配管部の給水管工事を「作業料金42,350円(税込・1m以内の価格)〜+材料費」で承っています。水道局指定業者なので、家庭内の水道管をすべて取り替えるといった工事もお任せいただけます。事前に無料でお見積もりをご提示し、しっかりとご納得いただいたうえで契約を交わしてから工事の準備に入りますので、お気軽にお問い合わせください。

水道管のメンテナンス、定期的な点検方法

給水管の寿命を伸ばすには、普段からのメンテナンスが重要です。といっても、気をつけるのは「冬場の凍結」だけ。給水管が凍結してしまうと、膨張によって管が傷んでしまいます。ましてや早く氷を溶かそうと熱湯をかけたりすると、管が破裂するなど大きなダメージになるでしょう。

なお、給水管の漏水は自分でチェックすることも可能です。家じゅうの水を止めてから水道メーターを見てみましょう。水を使っていないのにパイロットが動いている場合、どこかで漏水している可能性があります。漏水場所が分からない場合は、クラシアンの無料点検または漏水調査(18,150円(税込)〜)をご利用ください。

まとめ

「配水管」「給水管」など、水を通す管のことをなんとなく「水道管」と呼んでいますが、家庭内の水の通り道は「給水管」。給水管には様々な素材が用いられており、交換・敷設の際はその特性を知っておくことが重要です。

給水管の破裂や漏水などのトラブルが起きた場合、その家の所有者が責任を持って対応する必要があります。劣化による緊急事態を招いてしまう前に、古い給水管への懸念やトラブルの予兆を感じた際は水道局指定工事店のクラシアンにご相談ください。

※この記事に含まれるデータは、公開時点のものであり、価格やサービス内容が変更されている場合があります。詳しくは最新の情報をご確認ください。
※本サービスが提供する情報の具体的な利用に関しては、利用者の責任において行っていただくものとします。

0120-511-511 ご相談・お問い合わせフォーム

関連記事